SUSTAINABILITY
100年先まで持続可能な
ビル管理会社を目指して
当社は、持続可能な社会の実現と企業価値の向上に向けて、
サステナビリティに関する活動を推進しています。
重要課題(マテリアリティ)ごとに策定した基本方針に基づき、
安全・安心で衛生的・健康的な利用環境の提供や環境負荷の低減、資源循環の促進などに取り組んでまいります。



重要課題
マテリアリティ
当社の各事業を通じて
社会課題の解決に貢献するために、
4つのテーマ、7つのマテリアリティを特定しました。
これらを経営の重点課題として取り組むことで、
社会と企業の価値創造を実現し、
持続的な成長を目指します。


マテリアリティ特定プロセス
SPECIFIC PROCESS
当社の事業活動における社会課題との関連性や
重要度を整理し、
社会と自社事業双方にとって
重要度の高い課題を選定しました。




大星ビル管理 マテリアリティ
TAISAY’S MATERIALITY
安全・安心
地球環境
人
経営基盤



TCFD提言に基づく開示
Task Force on Climate-related Financial Disclosures
当社は、2025年にTCFD
(気候変動関連財務情報開示タスクフォース)
への賛同を表明致しました。
TCFDの提言に則り、ガバナンス、戦略、リスク管理
および指標と目標の4つの基礎項目における、
適切な情報開示に努めてまいります。
当社は2024年4月より「サステナビリティ委員会」を設置しました。当委員会は経営会議の諮問機関として気候変動に関する戦略の策定や課題の見直し、当社の対応方針等について審議・決定を行います。重要な経営事項については、経営会議および取締役会での審議を経て決定されます。経営会議および取締役会で承認された方針や計画の実行に際しては、企画部担当役員が務めるサステナビリティ委員長及び、当社の役職員で構成されるサステナビリティ委員が中心となり、具体的な活動を進めています。
本ガバナンス体制では、気候変動関連の移行リスク、物理的リスクを考慮し、全社で管理する体制を構築しています。さらに、これらのリスクを検討し、全社での管理体制を強化しています。
また、当社は総合ビル管理会社として多くの物件の管理を承っており、 本事業活動を通して、間接排出されるCO2排出量の削減を進めています。
気候変動関連の課題が事業に与える影響を深刻に受け止め、当社は気候変動・地球温暖化対策を重要な課題と捉え、事業活動を通して発生する温室効果ガス(GHG)排出量の削減に努めています。
また、当社は東京都環境局の検証機関※に選定されており、お客様に検証サービスを提供するとともに、オーナー様・テナント様のニーズに応じて、エネルギー使用量等の測定、省エネ診断、さらには省エネ型設備の導入や照明のLED化等、エネルギーコストの削減プランを提案してまいります。
気候変動が事業に及ぼす影響を把握するために、シナリオ分析を実施し、将来的に予測される気候変動に関連するリスクと機会を特定しています。
<参照シナリオ>
移行シナリオ:IEA World Energy Outlook 2024 NZE
物理的シナリオ:IPCC 第六次評価報告書 SSP5-8.5
※東京都環境局の検証機関の詳細についてはこちらから
当社では、「内部統制システム整備の基本方針」および「リスク管理規程」に基づき、全社的なリスク管理態勢の整備・強化を図っています。「内部管理プログラム」にて業務におけるリスクを洗い出し、未然防止・早期検知策を実施し、その状況を取締役会に報告しています。
気候変動関連のリスクと機会については、サステナビリティ委員会が主管となり、気候変動に伴う外部および内部環境の変化をモニタリングし、事業に影響を与える気候変動リスク・機会を洗い出しております。洗い出されたリスクと機会については、当社への影響度などをもとに評価・分析し、特に影響度の高いリスクと機会について、リスク管理委員会にて審議・モニタリングしていきます。
当社は、気候変動・地球温暖化対策を重要な課題と捉え、2023年度実績からGHGプロトコルに沿ったGHG排出量の集計を開始しました。現在策定中の目標に沿って、事業活動を通して発生するGHG排出量の削減に取り組んでいきます。
※TCFDは2023年10月にその役割を終えて解散しましたが、そのフレームワークは現在もサステナビリティ情報開示の基盤として活用されており、2023年6月に国際サステナビリティ基準審議会(ISSB)が公開したIFRS S2号基準にも組み込まれています。
こうした背景から、当社はTCFD提言に基づく情報開示の重要性は今も変わらないと考えており、引き続き、このフレームワークに沿った透明性のある情報開示に取り組んでまいります。
